小児糖尿病・糖尿病妊婦・妊娠糖尿病とは?

【小児糖尿病について】
 
小児糖尿病は14歳以下で発症する糖尿病のことです。
ここでは「小児糖尿病の現状」と「小児糖尿病での食事療法」について紹介します。
 
「小児糖尿病の現状」
昔は小児糖尿病のほとんどが1型糖尿病でしたが、
現在では2型糖尿病が増加傾向であり、
1型糖尿病と2型糖尿病の割合が半々ぐらいになっています。
 
なお、1型の小児糖尿病の場合は約3歳~4歳と約9歳~10歳が発症のピークとなります。
一方で2型の小児糖尿病の場合は、10歳ごろから徐々に発症がみられるようになってきます。
 
【小児糖尿病での食事療法】
小児糖尿病での食事療法では大人と違って、
子供の成長を促すためのエネルギー配分も考える必要性もあります。
もし、大人と同じようにカロリー制限を行うと成長期の子供の発育に
支障をきたす恐れがあります。
小児糖尿病でも、健康な子供と同じような栄養摂取とエネルギー摂取を考える必要があります。
 
 
 
【糖尿病妊婦とは?】
 
糖尿病妊婦とは、もともと糖尿病である女性が妊娠すると糖尿病妊婦といいます。
妊娠してから初めて発見される糖尿病(妊娠糖尿病)とは異なり、
出産がハイリスクであるといわれています。
 
昔は、糖尿病の女性は出産が難しいといわれていましたが、
現在では計画妊娠と厳密な血糖コントロールによってリスクを大幅に軽減できるようになっています。
 
「糖尿病妊婦のリスクについて」
 
糖尿病妊婦の場合、高血糖によって胎児に影響を及ぼす可能性があります。
特に妊娠初期では高血糖によって赤ちゃんの形態異常を引き起こす可能性が高くなります。
 
妊娠中期~後期になると、
高血糖による影響で赤ちゃんが巨大児になる可能性が高くなってきます。
巨大児なると難産などの母親への影響だけではなく、
赤ちゃんが心筋症や発育遅延などを持って生まれる可能性もあります。
また、妊娠中に合併症を引き起こしやすくなる可能性もあります。
 
 
【妊娠糖尿病】
妊娠糖尿病の原因その1
 
1.妊娠することで、卵巣の代わりに胎盤からエストロゲン、プロゲステロン、
ヒト胎盤ラクトゲンなどが作られ、それが増加することでインスリン作用が小さくなる。
 
2.母親が胎児にブドウ糖を送るため、
母親はその不足を補うために脂肪代謝が促進されます。
その結果飢餓に似た状態になって妊娠糖尿病が起きやすい要因となります
 
3.胎盤から作られるタンパク分解酵素によって、
母親からのインスリンが分解されることで妊娠糖尿病が起きやすい要因となります。
 
4.妊娠によって代謝とホルモンの状態が変化し、
この状態がインスリン抵抗性の状態を作る原因となります。
 
以上のような糖尿病を引き起こしやすい原因が妊娠にはあるため、
糖尿病体質の人は特に妊娠糖尿病になる可能性が高くなります。

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